天然染料のお取り扱いについて
植物からいただく色は複雑で美しいですが、合成染料に比べると堅牢度 (直射日光やお洗濯などの色落ちの強さ) が劣ります。移ろう色も美しいですが天然染色の特製を御理解頂き、長くご愛用頂くため下記の事項にご注意ください。
・直射日光に長時間当てると色が飛んだり、焼けたりします。陰干しをお願いいたします。
・水に濡れたまま放置せずに速やかに乾かしてください。
・濡れた状態で金属に触れると、媒染という現象が起きて変色する場合があります。特に、鉄、銅、アルミニウム、などにご注意ください。
・酸やアルカリが付着しますと変色、色落ちが起こりやすいです。レモンやお酢などの酸性の物、石鹼や重曹などのアルカリの物にお気を付けください。
・漂白剤入りや蛍光剤入りの合成洗剤は、激しい色落ちの原因となりますのでご使用にならないでください。
・中性洗剤を少量お使い、水洗いをおすすめします。
・保管場所は湿気が無く光の完全に入らない場所にお願いします。(天然染料は時間の経過とともに紫外線や照明の影響で徐々に変色します)。
使うほどに増す風合いと色の移ろいをお楽しみいただけると幸いです。