2020年 12月 10日blog
図案作成
今回の図案は細かい柄が苦手な注染で、今までやったことが無い程、細く小さい柄です。
1㎜以下のサイズの柄は何処も引き受けない仕事ですので、とてもリスクがあります。
型は切型だと紗を通り抜けてしまい再現できないので、紗と一体型の感光型にすることにしました。
注染型と捺染型を組み合わせた型紙は作ったことが無いという事で、なかなか引き受けて頂ける型屋さんが見つかりませんでした。
友禅型を専門としている型屋さんに「通常は注染は引き受けていない。作ったこともないが、出来る限り協力しよう」とおっしゃって頂きました。 とても嬉しく職人魂を感じました。
これは自分の想いと共通することで、やったことが無いから、出来なさそうだからやらないではなく、どうやったら出来るのか?というスタンスを大事にしています。
この図案は手ぬぐいとしても使えますが、風呂敷を作るための型紙になります。
いろいろ初挑戦になるのでお蔵入りの可能性が高いですが、挑戦したいと思います。
この図案が再現できれば飛躍的に制作の幅が広がるのでどうにか成功させたいです :)